俺の名を言ってみろ

九州場所では幕下の澤井(さわい)がめでたく十両昇進を決めた。

先場所から栃煌山(とちおうざん)として十両で活躍している影山(かげやま)と並び「角界の至宝」と賞される逸材だ。
影山は中学横綱、そして澤井は高校横綱でそれぞれ多くのタイトルを有し、よきライバルとして互いに切磋琢磨している。

二人は高校卒業を待たずに初土俵を踏み、それまでの実績で上を行く澤井が影山を一歩リードする形で順当に番付を上げていく。
しかし澤井は精神的な脆さがあるようで十両目前で足踏みしてしまい、ついに影山に十両入りを追い越されてしまった。
これに奮起した澤井は先場所7戦全勝で優勝を決め、文句なしの新十両昇進を果たしたのである。

ちなみに栃煌山は新十両ながら先場所で9勝を挙げて見事に勝ち越している。
これに実績で勝る澤井が十両に上がったとなると、これはもう期待せずにはいられない。
澤井は幕下で足踏みしていた時期に勝ちにこだわった引き相撲が多かったこともあるが、本来はバーベル300kgを挙げる怪力を活かした力強い相撲をとれる力士なのである。

そんな澤井も新十両を機に、ついに四股名を名乗ることとなった。
影山の「栃煌山」(とちおうざん)はかなりカッコいい四股名だが、もちろん澤井も負けてはいられない。
男・澤井豪太郎は今場所から...

豪栄道 豪太郎 (ごうえいどう ごうたろう)

本人の名前から「豪」、出身校の埼玉栄高校から「栄」、相撲道と高校時代の恩師山田道紀監督から「道」をそれぞれ取っての命名であるという。
しかし...「頑張れ頑張れごーえーどー、負けるな負けるなごーえーどー」
...なんとも響きのよろしくない四股名でガッカリだ。

祖母の「『澤井』の字を使ってほしい」という希望も一考だにせず。


顔はユルいが心は錦

十一月場所(九州場所)の新番付が発表された。

今回もっとも驚いたのは、なんと小結が4名もいることだ。
稀勢の里・黒海に加えて安美錦・露鵬の両名も三役の座を勝ち取ったのである。
露鵬はすでに小結を経験済みだが、安美錦は初の新小結である。

安美錦(あみにしき)といえば、今年の春場所で綱取りのかかった栃東を2日目に破ったのが印象に残っている。
この人を小馬鹿にしたようなニヤけた顔も相まって、当時ボクはこの安美錦をあまり快く思ってはいなかった。

061030.jpg ← こんな顔ですし

実際、彼はインタビューでもしばしば
「まぁ、無理をしない程度に頑張りますよ」
といった気負いのないコメントを残すことが多い。
闘志をむき出しにするでもなく、かといって内に秘めるでもない。
同じタイプではポーカーフェイスで有名な北勝力(ほくとうりき)がいるが、立合いからの引き落としを食らうと露骨に憮然とした表情をする彼と違い、安美錦は常に飄々としている点で幕内でもかなり異質の力士といえる。

だが、よくよく見ていると安美錦の相撲は確かに巧い。
同じ技巧派でも、前に出る栃東や後ろに引く旭鷲山と違い、安美錦の場合は横から攻めるのがとにかくうまいのだ。
相手の力をいなしながらも下がる危険を冒さないので粘り強く、スキを見せれば下手出し投げや外掛けでコロンとひっくり返す...一言で言えば老獪(ろうかい)な相撲を取れる力士なのである。

また、横綱貴乃花を現役最後に破ったのもこの安美錦である。
かつて横綱千代の富士を破って引退を決意させた貴乃花だが、この安美錦に敗れて引退を決意したのだとしたら何とも因縁めいた話である。

「こんなニヤけた顔のヤツに負けるなんて!」

気持ちはわからんでもない。



ベッドレスナイト

引っ越した直後はとにかくないないづくしで困ったものだった。

思えば一人暮らしを始めてからすでに4つの部屋に住んだ。
しかし1つめは会社の寮、2つめはレオパレス、3つめはウィークリーマンションで、それぞれが何らかの初期装備を有する部屋ばかりだった。
しかし今回は賃貸マンションなので本当に何もない。
前のウィークリーに装備が充実しすぎていたので、そのギャップのせいかないない感が特に大きいというのもある。

幸いなことに、電気・ガス・水道は入居当日までに何とか準備できた。
特に電気は簡単で、会社のインターネットから関西電力に住所と開始希望日をフォームで知らせるだけで、当日には立会いもいらずすんなり電気が使えるようになっていた。

メシについては近所にコンビニがあるし、風呂もガス・水道が使えればとりあえず問題はない。
が、寝るときはさすがにちょっと困った。
前のウィークリーには備え付けのベッドにマットレスや掛け布団まで完備していたし、かつて愛用していた巨大なロフトベッドは引越しの際に業者に有料で引き取ってもらった。
ゆえに手荷物にある寝具はキャンプ用のシュラフ(寝袋)のみ。
当初はこれを床に敷いて寝るつもりでいたのだが、いざやってみるとかなり寝づらい。

実はフローリングに寝袋、というシチュエーションは前のウィークリーで試してみたのだが、あちらはビニールマットのいわゆるエセフローリングだったのに対し、今回は木製のフローリングなので床が本当に硬いのである。
これではさすがに寝付けそうにないので、とりあえず段ボールを何重にも敷き詰めて、その上にシュラフを敷いて寝てみるとややマシになったが、肉体的にはともかくこちらは精神的に痛い。
人心地に欠ける殺風景な部屋で段ボールの上に寝ている自分を客観的に見ると、「何やってんだオレ」的な寂寥感が頭をよぎってしまうのだ。

「どこでも0.93秒で眠れる」が特技というのび太の傑物ぶりを思い知った。



復活

おかげさまで2週間ほどお休みをいただきまして。

実は3日ほど前から自宅のネット環境は復活していたのだが、日記を書かなくていい生活があまりにラクなのでつい。
ちなみに今のマンションは光ファイバーが通ってないのでまたADSLに戻った。

さて、何から報告したものか...
時系列でいくと、やはり引越しのときの話だろうか。
安い引越し業者でも4万という見積もりを出され予想外の高さに憤慨していたところ、友人に「赤帽」の引越し便を薦められた。

そこで家の近くの赤帽に電話して引越しの見積もりを出してもらうと、
「車両1台で8400円、2台でもMAX15000円」とのこと。
荷物の量ではなく動かす車の台数で計算するそうだが、特筆すべきはMAX15000円という点だ。
どれだけ荷物が多くとも、どんなに時間がかかろうともこれ以上の料金は発生しないと赤帽の担当者は力強く言う。
う〜む、安いじゃないか。ではよろしくお願いします。

赤帽といえば個人経営の運送業者というイメージがあるが、果たして当日やってきたのはおばちゃんだった。
それも決して力強そうではない、どこにでもいそうな普通のおばちゃんだ。
事前に聞いていた話では、その日は午前中に大きな引越しがあるので、通常は1名で伺うところ2名でやらせていただきます、とのこと。
ということは、もう一人はマンション階下で積み込みの準備でもしてるんだろうか。

などとボクがいぶかしむ間に、おばちゃんはテキパキと段ボール箱を外へ運び出していく。
見た目とは裏腹なおばちゃんの力強さに安堵し、これならおばちゃん一人でも何とかなりそうだな、と思っていたら、もう一人がやってきた。

「どうも〜」

061028.jpg


て...天山!?

...くらい巨漢のいかついおっちゃんが現れた。
縦も横もとにかくデカく、しかも名刺を見るとどうやらここの代表らしい。
なるほど、こっちならどこ行っても一人で大丈夫だわ、こりゃ。

手際のいいおばちゃんと屈強なおっちゃんのコンビプレーは素晴らしく、彼らが来てから2時間と経たずに、ボクは新しい部屋で荷物に囲まれて立っていた。
車2台を使ったので料金は15000円だったが、それでも十分安い。

単身の引越しならアリさんやゾウのマークよりも赤帽がよかとですよ。



引越しに伴うお知らせ

ここ数日もドサクサに紛れて更新サボってますが...

今からPCを梱包するのでしばらくブログの更新ができません。
しかも例によって次の家のインターネット環境はまだ未定。
ああ〜、いっつもこんなんやがなッ!!

会社で時間があればチョコチョコ更新します。



洗濯の自由アハハン

次に引っ越すマンションには家電の類が何も備えられてない。(エアコン除く)

賃貸マンションなんだから当たり前なのだが、特に火急に必要なのが冷蔵庫洗濯機である。
家電のレンタルなどを扱う業者も調べてみたが、長期だとやはりどうしても割高になるので、とにかく現時点でもっとも安いものを買って使いつぶすのがベストと判断した。

そこで、まず洗濯機から探すことにした。
冷蔵庫は我慢すれば何とかなるが、洗濯機だけは近くにコインランドリーがなければ万事休すなので優先順位も高い。
といってもあれほど巨大な家電だけに、安いものでも3万くらいはしそうだ。

しかしよく考えてみたら、自前で洗濯機を買うのは生まれて初めてだ。
洗濯機の種類を調べてみると、
 ・洗濯乾燥機  ・・・洗いも乾燥も全部オッケー。最近の主流
 ・全自動洗濯機 ・・・洗い・すすぎまで全部オッケー
 ・二槽式洗濯機 ・・・洗いとすすぎの槽が分かれた、昔からあるタイプ

などなど、様々な種類がある。
安さでいえばもっとも古い二槽式がよさそうだが、設置スペースがそんなにないのでとりあえず全自動の安いのをチョイスすることにした。

調べてみたところ、ハイアール(三洋電機)とかいうブランドのが押しなべて安い。
どうやら中国製のようだが、価格の割に品質はそこそこいいらしい。
中には1万円をきる全自動洗濯機もあるのだが、洗濯槽の容量が2.2kgというのはやや心もとない。
一日分の洗濯物としては余裕だが、一週間に一度しか洗濯をしないボクにとってはとても実用に耐えないであろう。

だが、よくある一般的な5kgクラスの洗濯機となるとやはり3万はする。
う〜む、これは悩ましい。
安い洗濯機で毎日やるか、高い洗濯機で週イチにするか...

コインランドリーも悪くないような気がしてきた。



オンラインの定義

今回の引越しは業者に頼もうと思っている。

名古屋からの引越しの時はレンタカーを借りて一人で頑張ってみたが、アレは何だかんだでやっぱりしんどい。
それに前回は(レオパレスの)1階から(マンションの)9階への引越しだったが、今回はその9階から5階への引越しなので、荷物の上げ下ろしがさらにハードになるであろうことも想像に難くない。

そんな中、複数の引越し業者から一括して見積もりを取れるサイトを見つけた。
「引越し比較.com」というそのまんまのタイトルで、荷物の量とメールアドレスを指定すると対象の引越し業者から見積もりがメールで届くという仕組みらしい。
いやはや、なんとも便利な時代になったのぅ、ばあさんや。

というわけで、さっそく送ってみた。
この地区だと対象の引越し業者は全部で8社あり、速いとこは「引越し比較.com」の確認メールよりも速く見積もりを返してきたりもした。(たぶん自動返信だろうが)

しかし、その後続々と届く見積もりメールを見ると...

>追って、担当よりお電話差し上げます。
>お見積につきましては、改めて担当よりご連絡させて頂きます。
>お荷物を拝見させて頂いた上でのお見積もりをお勧め致します。


などなど、電話訪問による見積もりを勧めるものが大半だった。
正確な見積もりを出すには実際に荷物を見るのが一番なのはわかるが、これじゃぁオンライン見積もりの意味がまったくない。
大体でいいんだよ、大体で。

しかもタチの悪いことに、その後しばらくすると引越し業者からジャンジャン電話がかかってきた。
番号を見ると「0120」で始まるフリーダイヤルばかりなのですぐわかる。
おそらくこれを取ると「この度はお見積もりいただきありがとうございます。さっそくですが...」とか言って、有無を言わさず荷物の内容を事細かに聞かれて訪問見積もりの日程を設定されてしまうに決まってる。
そして訪問した見積もり人に「高いからいいです」なんて言えるはずもなく、なし崩し的に契約させられてしまうに決まってる。
ああそうとも、経験則で知ってるのさオレは。

電話を取らなければ諦めるだろうとその日はまったく電話に出なかったのだが、しつこいとこは翌日も1時間おきにしっかりかけてくる。
一度電話に出て「他で決まったからいいです」と言えば事は済むのだが、こんだけ居留守を使った後ではかえってそれもこっ恥ずかしい。

まさかこんなことで携帯の着信拒否機能を初めて使うことになろうとは。



真夜中は別の指

会社のデスクにはマウスパッドがない。

硬い机の上でマウスを操ると、否応なく「カコンカコン!」と音がする。
これがどうにもスマートでない。
会社で「マウスを使え」というルールがあるわけでもないので、それならばと(自慢がてらに)自前のトラックボールを会社に持って行って使っている。

0610102.jpg ← これな (Microsoft TrackballExplorer)


しかし、こうするとやや困った事態になってしまう。
自宅で使うトラックボールがなくなってしまうのだ。(当たり前だ)
そこで、ちょっと奮発して新しいトラックボールを買った。

061010.jpg ← ロジテック CodelessTrackMan CT-100

今回のトラックボールはなんとコードレスである。
ちなみに先日「ごろ寝deマウス」というコードレスマウスを買ったが、すでにマウスが性に合わない体になってしまったのかイマイチ使いづらかった。
家で使うトラックボールともなれば使用頻度も高いし、安物を買って後悔するのはイヤなので9420円もするこのトラックボールを買ったというわけだ。

何せ最新のデバイスだけに機能の方もさぞかし...
と思っていたら、CT-100の発売日は2002年と今から4年も前。
前に使ってたTrackballExplorerより1年くらいしか新しくなかったのである。

ガッカリだよッ!!

...と、いつもならここでオチをつけて終わるところだが、せっかくなので使用感についても少し触れておく。
この両者、ボールの位置はさほど変わらないが、スクロールホイールの位置が決定的に違う。
片や親指でグリグリ、片や人差し指でグリグリ。
親指グリグリに慣れきった身なので人差し指グリグリはかなりやりにくいのが正直な感想だが、慣れればこれはこれで使いやすくなるものらしい。

昼間は親指、夜は人差し指という慣れ方もどうかとは思うが。



ルームセンシズ

(昨日の続き)
そんなわけで目当ての物件がダメになってしまって傷心の小生ですが。

もちろん手ぶらで帰れるはずもなく、また仲介業者もせっかく来た客を逃す手はない。
そこでボクの提示した条件に合う物件を探してもらった。

その結果、提示された数々の物件から3つを厳選し、これらの建物を実際に見に行くことにした。
ちなみに見に行くといっても案内役兼運転手のお兄さんが車で連れてってくれるので、ボクは後ろの席で社長気分でふんぞり返っているだけでよかった。

3つの物件はそれぞれ一長一短で、
 A) 部屋が広く日当たり良好だが駅から遠い
 B) 築年数少なく設備は豊富だが部屋が狭苦しい
 C) 部屋は超広いが風呂が汚くコインランドリーも1個

見終わって痛切に感じたのは、間取り図から部屋の良し悪しはわからないということだ。
3つの物件は間取り図では広さといい装備といい甲乙つけ難かったのだが、実際に見に行ってみるとまったく迷わずに部屋を決めることができた。

部屋の真ん中でほんの数分立っているだけで、その部屋に居て落ち着けるか否かというのは意外とわかるものらしい。
BとCの部屋はいずれも長方形の間取りで、奥行きが長いが幅が狭いため視覚的に狭く感じてしまうのだ。
物を置いたときの動線をシミュレートしてみても、ベッドを置いてしまうと非常に動きにくいことが容易に想像できる。

というわけで、Aの日当たり良好な部屋に決めた。
ここは唯一正方形の間取りで、しかもワンルームながら10畳と結構広い。
しかも端部屋だけの特典だが、なんと出窓があるのである。

出窓に何のメリットも感じていなかったボクだが、実際に見ると一目惚れだった。
ああ、この横にベッドを置きたい。
目覚めに心地よい朝日を浴びながらモーニングコーヒーをすすりたい。
そうだ、ボクはきっとこの部屋に住むために生まれてきたに違いない。
おお神よ!この数奇な運命の巡り合わせに感謝いたします!ハレルヤ!

結局のところ、部屋は直感で決めるのが一番だと思う。


分譲賃貸のウラ話

ネットで次の引越し先を探していると、素晴らしくいい物件を見つけた。

築8年のデザイナーズマンションで、エアコン・フローリングはもちろん、バストイレセパレート、室内洗濯機置き場、インターネット接続、BSアンテナ、CATV、オートロック、シャンプードレッサー、温水ウォシュレット、24時間セキュリティ、駐輪場、バイク置き場、宅配BOX...
とにかく希望条件を遥かに上回る設備の充実ぶり。
加えて会社から徒歩5分という、これ以上ない立地の良さが極めつけ。

これだけの物件が、共益費込みでたった5万円の家賃なのだ。
礼金こそ3か月分必要だが、これだけの物件ならそんなの惜しくもない。
喜び勇んでさっそく仲介業者に問い合わせ、説明を聞きに事務所へ赴いた。

そこで面白い話を聞いた。
結論から言うと、この激安物件にはやっぱりウラがあったのである。

この建物は分譲マンションなのだが、今回の物件は個人オーナー(大家)が分譲で購入したマンションを入居希望者に賃貸している。
要は大家が単なる一個人で、入居者と大家は個人間で契約をしているわけだ。
仲介業者は入居者を紹介した時点で紹介手数料を受け取るだけで、後は基本的に契約に関してタッチすることはない。

で、この激安物件のオーナーだが...
オーナーは現在の入居者にこの部屋を8万ほどの家賃で貸しているが、どうもオーナーは何らかの事情でこの部屋を売りに出したいらしい。
すでに入居者がいる部屋を他人に譲渡するのは一見ルール違反に思えるが、あくまでも部屋の持ち主はオーナーなのでこれは問題ない。

ではオーナーは今の入居者に出て行ってほしいのかというと、意外なことに入居者には残っていてほしいのだとか。
オーナーが持ち家を売りに出すとき、入居者がいる家空室の家ではどちらに買い手がつきやすいかというと、これは圧倒的に入居者がいる家なのだそうだ。
そういう部屋を購入すれば、入居者の家賃がそのまま自分の収入になるのだから考えてみれば当たり前だ。

が、入居者の方はオーナーが変わると再契約をしなくてはいけない。
古いオーナーとの契約を終了して新しいオーナーとの新規契約を結ぶわけだが、その場合、敷金や礼金がまた発生してしまうのである。
そこで古いオーナーは、部屋を売りに出す前にその旨を入居者に確認する。
入居者がこれを拒めば、もちろん契約は終了して入居者が出て行くわけだ。

しかし、部屋が空室になると困るのは古いオーナー。
空室のままでは部屋に買い手がつかない可能性が高いため、格安の条件で入居者を募集し、頃合を見計らって再度売りに出そうというわけ。
ここまで言えばわかると思うが、上記の激安物件はまさにこれなのだそうだ。

ホント、大人って汚いわ...


門外不出の秘伝

近所のスーパーで「花籠部屋直伝ちゃんこ鍋つゆ」というのを見つけた。

花籠(はなかご)部屋といえば初代若乃花輪島、魁傑などの名力士を輩出した実在の相撲部屋である。
そんな大きな名前を安易に使うとは何事か、と憤慨したが、よく見るとこの商品は日本相撲協会の承認をちゃんと得ており、また花籠親方の監修も受けているらしい。

ボクが目指す巴潟のちゃんこは友綱部屋に縁のものだが、花籠部屋とて名門中の名門。
そこで「しょうゆ味」の方を買ってその味を研究してみることにした。

つゆは3倍希釈用のもので、一瓶500mlを約1.5Lに薄めて使う。
野菜を入れる前に少し味見をしてみたが、美味しいは美味しいもののしょうゆ味がかなり強く出ており、巴潟の味とは根本的に違っていた。
なるほど、やはり部屋が違うとちゃんこの味も大きく異なるのか。

しかし、いざ食べ始めるとそんなことはどうでもよくなる。
なんといっても、今ボクは初代若乃花や輪島と同じちゃんこを食べているのだ。
う〜む、彼らはこれを食べて強くなったのか。

つゆのボトルの「原材料名」を見ると
 ・しょうゆ
 ・砂糖
 ・かつお節
 ・チキンエキス
 ・煮干
 ・昆布

あたりが主な材料に挙げられている。

こうして見ると、今までボクが試した材料とほとんど変わらない。
材料が同じで配合を追及した姿がこのつゆであるとするならば、やはり巴潟のスープにはこれらの材料以外の何かが使われているに違いない。
う〜ん、気になる。
やはりここは本家「巴潟」の通販でちゃんこ鍋セットを購入し、しょうゆ味スープを丹念に研究するしかあるまい。

...って、

しょうゆ味だけねェ〜〜〜〜ッ!?

謎はますます深まるばかり。


一寸先は闇

現在、角界の相撲部屋は全部で54部屋ある。

相撲部屋は親方であれば誰でも創設でき、弟子が一人以上いれば部屋として認められる。
要するに、親方が独立して部屋を持つハードルはかなり低いというわけだ。
しかし、先日二十山部屋が親方の急逝で閉鎖される前は角界史上最多の55部屋が存在しており、すでに相撲部屋の数は飽和状態であるとの声もある。

先の7月に三保ヶ関部屋から尾上親方が独立して尾上部屋を創設したが、親方が連れて出たのは把瑠都、里山、白石などの地力のある力士ばかり。
いずれも尾上親方の内弟子(個人的に取る弟子)ではあるが、看板力士を根こそぎ持って行かれた三保ヶ関親方も心中穏やかであろうはずがない。

それと関係あるか知らないが、相撲部屋の新設に関してこのたび新しく条件が設定されることになった。
というのも、現役時代に一定以上の成績を挙げた親方でないと部屋を新設できないようになったのである。
その成績とは...
 1.最高位が大関以上
 2.三役を通算25場所以上経験
 3.幕内を通算60場所以上経験

のいずれかを満たす必要があるというもの。
さらに独立の際には師匠のハンコ(同意)も必要で、引退後1年間は部屋の創設は不可とされた。

現在の部屋持ち親方54名の現役時代の成績を見ると、この条件を満たしているのはわずか28人と半分強しかおらず、この条件がいかに厳しいかがわかる。
ちなみに現役で1の条件を満たせない関脇以下の力士では、2の条件を満たせる若の里琴光喜、3の条件を満たせる土佐ノ海の3名しか部屋を新設できる力士はいない。

前述の尾上親方も現役時代(濱ノ嶋)の最高位は小結ではあるが、条件2も条件3も満たせていないため、部屋の新設はギリギリ滑り込みセーフだったということになる。
また、ついこないだ引退した闘牙親方隆の鶴親方のもみ上げコンビなどは、逆に部屋持ち親方への道を完全に閉ざされたような格好だ。

角界に限らず、人生設計は慎重に行うべしという教訓かもしれない。


真夜中のヒーロー

昔、『快傑ライオン丸』という特撮番組があった。

調べてみると1972年に放映された番組だそうで、どうやらボクの記憶にあるのは再放送だったらしい。
当時のライオン丸の姿は
061005.jpg
このようにリアルなライオンの頭に忍者装束をまとった衝撃的なものだったが、これがなぜか不思議とカッコよく、皆が「風よ光よ!」と変身シーンをマネしていたものだった。

そのライオン丸が、30年以上の時を経て「ライオン丸G」としてリメイクされた。
0610052.jpg
おお、これが21世紀のライオン丸か。
遠目に見ると武田信玄みたいないでたちだが、なかなか不思議な魅力を醸し出しているではないか。

が、舞台はなぜか新宿歌舞伎町
そしてライオン丸に変身する「獅子丸」はなんとホストだ。
0610053.jpg ← 獅子丸

そしてヒロイン「沙織」はキャバクラ嬢だ。
0610054.jpg ← 沙織

獅子丸は日々借金取立てのヤクザから逃げているうだつのあがらないホスト。
しかもインキン持ちで常に股間をボリボリかいている。
沙織は同じくヤクザに借金があり、そこの若頭に命令されて獅子丸と組まされる。
ちなみに若頭は女装とSMが趣味らしい。

しかも本編では絶対子供には見せられないセリフのオンパレード。
「ねぇ獅子丸ちゃ〜ん、この火照った体どうにかしてぇ〜ん」
「合体しよう!ねぇ合体しようよ!」
「乳首?ピンクだよ!どピンクだよ!」
 (←ヒロイン)

とにかく「ライオン丸G」はいろんな意味でブッ飛んでいた。
特に獅子丸のダメさといったらもう。

0610055.jpg

オシッコ座りで運ばれる特撮ヒーローなんて前代未聞だわ。


魅惑のフォーリナー

会社のお客さんにちょっと変わった外人がいる。

名前で検索するとどうもエチオピアの人っぽい。
そのAさん(仮名)が先日ウチの会社を使って釣り船を予約したのだが、これが見事にツボにハマったようで、今では毎週のように電話をしてきてはいろんな釣り船に乗りまくっている。
もしかしてエチオピアには海がなかったんだろうか。
地図で見ると確かにエチオピアには海がないが、そんなに内陸というわけでもあるまいに。

そんなAさんは、電話の内容も非常に陽気で面白い。
日本語はかなり上手なのでコミュニケーションに困ったことはないが、
 
 ・釣りはまったくの初心者
 ・東京在住
 ・お金には困ってないらしい
 ・カーナビの電話番号検索を使いこなす
 ・出張先でも時間を作って必ず釣りに行く

などなど、電話で話しただけでも結構いろんなことが判明している。
Aさんの予約が入ると社内でも必ず話題になるほどの人気者ぶりだ。

Aさんは自らの失敗談も面白おかしく話してくれる。
特に面白かったのはクーラーボックスの話。

初めて釣り船に乗るAさんは、HPに「手ぶらでも大丈夫」と書いてあったのを信じて本当に手ぶらで釣り船に行った。
が、実は釣れた魚を持って帰るためのクーラーボックスだけは釣り船でもレンタルできないのである。
初心者ながら30匹近い釣果を上げて大満足で帰港したAさんは、それを聞いて大変ガッカリしたという。

そこでAさんは釣り船の船長に大きなビニール袋をもらい、これを3重にして釣った魚を放り込み、リュックに詰めて持ち帰ったらしい。
が、帰路の途中でそのビニール袋に穴が開いてしまい、中から魚汁が漏れ出してさぁ大変。
愛用のリュックが魚くさくなってしまった、というオチだ。

そんなAさんを一度でいいから見てみたい、という声が社内で上がっている。
有名人でいうとムルアカ氏みたいな黒くて巨大な人を想像しているのだが、果たしてどんな御仁なのやら。

次にAさんが乗る船の船長にAさんの釣果写真を撮るよう要請することに。



鰯の頭も信心から

仕事柄、写真から魚の名前を類推する場面がよくある。

もともと魚には何の興味もないので最初は苦労した。
シーバスが実はスズキのことだなんて知らなかったし、カワハギはその名のとおり川で釣る淡水魚だと思っていた。
また「タイ」という名前の魚は存在しないのだとか。
世間でいうタイとはマダイのことで、他にキダイチダイヘダイなどのいわゆる亜種が数多く存在し、それらを総称してタイと言うらしい。

それが今では名前の紛らわしいイシダイイシガキダイも見分けられるし、アジイサキといったあまり特徴のない魚も識別できるようになった。
ヒラメカレイはまだちょっと微妙だが、目の位置に注意すればなんとかわかる。
ふっふっふ、名前がわかると魚もなかなか面白いじゃないか。

しかし、そんなボクでも未だに見分けがつかない魚がいる。
それはブリヒラマサだ。

061003.jpg ← ブリ


0610032.jpg ← ヒラマサ



わかるかァァ! (ノ ̄□ ̄)ノ ~┻━┻

ブリは確かに出世魚(ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ、関西ではツバス→ハマチ→メジロ→ブリ)だが、ヒラマサはこれらとはまったく別の種類の魚である。
にもかかわらずこの激似ぶりはどうだ。
よく見ると背びれや尾びれの形が若干違うが、これは単なる個体差でしかない。
こうして真横から撮った写真ならまだしも、斜めや上から見たら絶対わかるまい。

ちなみにレア度でいうとヒラマサの方が圧倒的に上で、漁獲高もブリの10分の1ほどしかないという。
なので獲物がブリかヒラマサか区別がつかない釣り人は、あえてそれをヒラマサだと信じることで幸せ気分に浸るとか。

そういう後ろ向きな前向きさは嫌いではない。


輝く季節へ

ですな。

未だに上はTシャツ1枚のボクだが、さすがに朝夕は少し肌寒くなってきた。
しかし困ったことに、電車の中はむしろ暑い。
駅まで歩いて火照った体を冷ましてくれていたクーラーが今はもう稼動していないからだ。
すでにブーツやタートルネックまで装備している気の早い女子もいるというのに、未だTシャツ1枚で汗だくになって扇子をパタパタやってる男もいる。
秋ってそんな季節なのね、うふん。

とはいえ、そろそろ秋物の服を買わないといけないのは間違いない。
だが、よく考えてみたら秋物ってどんな服だ。
コートは冬服でTシャツは夏服なので、ちょうどその間くらいの装備だろう。
長袖...うん、それは間違いない。
長袖の何だ。トレーナーか?それともシャツか?はたまたジャケットか?
クローゼットを開けてみたが、そういえば引越しのときにスーツとコート以外の服はみんな捨ててきたんだった。

い〜や待て待て、よく思い出せ。
去年の秋、ボクはどんな服を着ていただろう。
去年の名古屋は確か10月末まで残暑が長引いたせいか、秋と呼べる時期はほとんどないまま冬になってしまったような気がする。

そうだ、その短い秋に何を着ていたか思い出せ。
といっても平日はスーツで会社に行っていたから休日の服を思い出すんだ。

...パジャマしか。 _| ̄|○


終わりなき探索

次の家探しに結構苦慮している。

もういっそ今のウィークリーに1年くらい住んでやろうかとも思ったが、入居時に適用されていた「光熱費ゼロキャンペーン」も今は終了しており、今では期間延長をするとかなりお高くついてしまうのでそうもいかない。

インターネットの賃貸物件検索は、だいたいどこも同じのを使っている。
最寄り駅、家賃の幅、面積の幅、間取り、築年数、駅徒歩○分以内...
これらの基本条件に加え、いわゆる「こだわり条件」を指定して物件を絞り込んでいくのだが、当初ボクはあまりこだわり条件を指定していなかった。
絶対譲れない項目として「エアコン(装備)」「フローリング」だけはチェックしていたが、それ以外は極力チェックせずに検索範囲を広くし、できるだけ対象物件を多く見たいと思ったからだ。

別にバス・トイレ別でなくともユニットバスには慣れたし、駐車場CATVもないと困るというものでもない。
洗濯機に関してはコインランドリーがイヤだったので当初は「室内洗濯機置き場」という条件を指定していたのだが、実際に仲介業者に電話して聞いてみると「バルコニーのある物件なら8割方はそこに洗濯機を置ける」とのこと。
別に室内でなくとも自分の洗濯機が置ければよいので、このおかげで今まで候補から外した物件をまた一から探すハメに。

しかしこだわり条件の中に、実はもう一つとても重要な設備があった。
それは「宅配ボックス」だ。
宅配ボックスとは不在時に宅配業者が荷物を入れておくためのロッカーのようなもので、留守にしていても荷物を受け取れるというメリットがある。
業者は宅配ボックスから自動的に出てくる受領書をハンコの代わりに持ち帰るというわけ。

ネット通販を頻繁に利用するボクにとっては夢のような設備である。
土・日に注文を入れることが多いがどうせ荷物を受け取れるのは次の週末、というジレンマからも解き放たれることができるのだ。
よ〜し!宅配ボックス付きの物件をまた探しなおすぞぅ!

...てなことを繰り返しているので、引越しはまだまだできそうにない。



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